「健やか鍼」の臨床報告
症例 Nさん 女性
自律神経失調、睡眠時無呼吸症候群、パニック障害
今回の臨床報告は昨年の夏頃、自律神経失調、睡眠時無呼吸症候群、パニック障害で来院されましたNさんのお話です。Nさんは、2年程前からパニック症状やめまい、ふらつき、のぼせといった不定愁訴を起こしました。内科や漢方専門医にみてもらい薬を処方されましたが、好転せず、辛い日々を送っていたとのことです。
初診時は、鍼灸に対しての不安もあるのでしょうか、緊張を隠しきれない様子と同時に、気持ちが落ちているようにも伺えました。
治療後、身体がポカポカと温まった感じがして気分がスッキリしているといった感想を頂きました。治療は2週に1度くらいのペースで行っています。
治療を重ねていくうちに、パニック障害は、発症しなくなり、また眠りやすくなっているそうで、目覚めが良いという言葉を戴きました。睡眠の質が良くなっているのでしょう。
9月頃にいらしたときに、上半身にかゆみが出てきたということで、かゆみに対しての治療も行いました。元々アトピー持ちだったそうで、お話を伺うと、8月後半の涼しい時期に出始めた気がすると言っていました。気温の変化に対応できず、自律神経の乱れが影響していたのかもしれません。こちらも治療の結果、現在は症状が出なくなりました。
外界からの影響に負けないような体質へと導けるように治療をつづけて行きます。